
自己紹介におすすめな「4コマ自己紹介」
初対面の人とコミュニケーションを取る前に行うべき「自己紹介」は、緊張感を高める要因にもなります。ただ時間を与えて自由に話してもらう方法は苦手な人には苦痛であり、何を話せばいいのか分からずに時間だけが過ぎてしまうケースもあります。
自己紹介をアイスブレイクとして取り入れると、ゲーム感覚で和やかに効率よく自己紹介を進めることができるので、新入社員研修の時間も無駄にしない点でもおすすめなアイスブレイクの一つとなっています。
「4コマ自己紹介」で用意するものは、紙でもエクセルやパワーポイントのツールでも構いません。4つのコマに区切った枠に「あだ名」「入社した理由や目標」「出身地」「好きな食べ物」など、紹介してほしい内容のテーマを割り当て、テーマに沿って自己紹介をしてもらいます。聞き出したい内容や研修のコンセプトによって自由にテーマを決めることができるので、主催者側も取り入れやすいアイスブレイクと言えます。
グッと距離を近づける「共通点探し」
距離を近づけたい目的を持つ新入社員研修におすすめなアイスブレイクが「共通点探し」です。共通点探しは人気の高いアイスブレイクで、実践している企業も多くあります。方法はペアやグループを作って共通点を探るような会話をします。例えば「出身地」や「好きな漫画や映画、アーティスト」「好きな食べ物・嫌いな食べ物」「アルバイトをしていたジャンル」「好きな場所」「休日の過ごし方」など、さまざまな共通点を探ります。
その後、共通点の数や共通点の事柄を発表し、全体と共有するという流れです。人は共通点を見つけると親近感が湧き、さらに相手のことを知りたい・話したいと思うものです。相互のコミュニケーションが不可欠なゲームなため、話すことが苦手な人でも話し合いに参加しやすいメリットも持ち合わせています。
複数回ある新入社員研修にもおすすめな「Good&New」
何度か集まる新入社員研修を開催する場合に、毎回でも取り入れることができるアイスブレイクが「Good&New」です。やり方は至って簡単でグループで分かれ、1人ずつ最近あったGood(よかったこと)とNew(発見したこと)を発表していきます。発表が終わったら聞き手側は拍手を送りましょう。このアイスブレイクはアメリカの教育学者が開発した手法で、新入社員研修に関わらず、学生や社会人の良好な関係づくりにも有効です。
ポジティブな内容を全員が発表することにより、ポジティブな雰囲気が作られ、その後の思考を前向きなものにする効果があります。発表が終わったら聞き手は拍手をして尊重を表すことで信頼関係を築くことが期待できます。毎回行うことで、日ごろからポジティブな面に注目するルーティンが癖付くこともチームの活性化が図れる要因と言われています。
大人数の新入社員研修におすすめな「ヒューマンチェア」
連帯感を持たせた新入社員研修にしたい時におすすめなアイスブレイクが「ヒューマンチェア」です。少人数から挑戦していき、最終的には全員で挑戦することで連帯感を出すことができるヒューマンチェアは、ゲームの要素が強いアイスブレイクとなっています。
やり方はまずグループを作り、前の人の背中に向くようにみんなで同じ方向を向いて一列に並びます。先頭の人は一番後に並んでいる人の背中に並び、一つの円になるようにします。号令と同時に後ろの人の膝に座り、みんなが座った状態になるか・コケてしまうか、というゲームです。簡単なように見えますが、全員のタイミングが合わなければコケて失敗するので、全員で呼吸を合わせることが大切です。大人数であればあるほど難易度は上がるため、成功に向けて挑戦すると気付けば一体感のある雰囲気が作られているという楽しいアイスブレイクとなっています。
リフレッシュにおすすめな「パズルゲーム」
新入社員研修の合間におすすめなアイスブレイクの「パズルゲーム」は、リフレッシュしながらもチームの団結力を上げることが期待できるゲームです。リーダー役が必要になるため、ゲームをしながらチーム内で役割を持たせることもできます。
パズルゲームで用意するものは「紙」のみです。グループに分かれ、それぞれハサミで紙をカットしてパズルを作成します。チーム同士でパズルになった紙を交換し、早く元通りの紙の形に戻したチームが勝ちというゲームです。紙によって難易度を変えることができ、両面が白紙の紙が特に難易度が高くなっています。なぜ時間内で完成できたのか・完成が間に合わなかったのかなどの工程についての話し合いを持つと結束力を深めることができ、今後の働き方にも影響を与えられるゲームとなっています。
和やかな雰囲気を目指してアイスブレイクを取り入れよう
アイスブレイクは「和やかな場にすること」が前提です。もし盛り上がったら、そのアイスブレイクは成功したと言えます。アイスブレイクはその場だけでなく、参加した新入社員がさらに企業に好印象を持ち、仕事へのモチベーションもアップすることが期待できます。新入社員だけではなく、企画をする側も参加し、仲間意識を高めることもおすすめです。